【白帯ストライプ3本でやめちゃうの、なんで?──理由と茶帯の僕からの話】
こんにちは。今日は「白帯ストライプ3本あたりで辞めちゃう問題」について、ゆるっと本音でいきます。ネットで見かける理由や、道場でよく聞く話をまとめつつ、柔術歴9年・茶帯の僕からのアドバイスも添えました。
まず、なぜ3本あたりで辞めがち?
1) 上達してる感が薄い
この時期って、基礎は増えてるのに“できた!”って手応えがまだ少ないんですよね。スパーではタップ取られるし、技は形だけで決まりきらない。通ってるのに成長が見えにくくて、気持ちが折れやすいタイミング。
2) 小さな達成で満足しちゃう
ストライプが増えると達成感はある。でもそこで「まぁここまででいいか」って気持ちも出やすい。3本って“そこそこやった感”が強い数字なんですよね。
3) 生活リズムに負ける(仕事・怪我・家庭)
社会人あるある。仕事が忙しくなる、怪我して間が空く、家の予定が重なる……。一度リズムが崩れると戻るのが大変で、そのままフェードアウト。
4) 道場との相性
雰囲気が合わない、説明が難しすぎる/やさしすぎる、スパーが怖い……。細かいストレスが積み上がって「ここでいいのかな?」って迷いが出る。
茶帯の僕から、続けるコツ(ちょい厚めに)
- ジムの他の人と比べない。 みんなも同じだけ練習してるし、同じだけ上がっていく。追い抜くのは簡単じゃない。それが普通。人と競うより、自分のペースを守った方が結局速い。
- 比べるなら“過去の自分”。 1年前より逃げ方が上手い、ポスチャーが崩れにくい、タップが少し遅くなった(笑)──これ全部、立派な進歩。細かい変化を拾っていこう。
- 理想は“そもそも比べない”。 柔術の一番のご褒美は「取っ組み合うのが楽しい」って感覚。ここを思い出す。楽しんで通ってたら、ある日ふっと強くなってるから心配いらない。
- 強さだけが正義じゃない。“得意技”を1個つくる。 それがアイデンティティになる。「俺にはあの三角(or スイープ or パス)がある」って思えるだけで、練習の軸ができる。勝てなくても折れにくい。
- “フィット感”のある技を拾う。 練習してると、なぜか体にスッと入ってくる技がある。リーチ、体格、性格に合うやつ。それを育てて“自分の形”にしよう。迷ったらそこへ戻るホームになる。
- 柔術は副作用が良すぎる。 運動習慣がつく→ご飯に気をつかう→体調が上がる。異業種の友達ができる。試合や応援で一喜一憂できる大人の部活。ここ、ほんと尊い。強さ以外の“得”が多すぎる。
- だから、細くてもいいから“続ける”。 週1でもOK。来れない週があってもOK。ゼロにしないことがコツ。楽しく続けていれば、気づくとちゃんと強くなってる。
さいごに
白帯ストライプ3本は、実は“もう一段ギアを上げる前の峠”。ここを越えると景色が変わる。最初のワクワクをもう一回思い出して、まずは次の月まで、気楽に通ってみよう。
「続けてよかったな」って思う瞬間は、だいたいもうすぐそこにあります。